こんにちは、ファミリーキャンパーのあおちゃんです。
【ファミキャン情報局】筆者プロフィール
キャンプスタイル:家族4人(私・夫・長男7歳・次男6歳)でファミキャン。
キャンプ歴:2020年9月に初キャンプ。月に1~2回の頻度でキャンプへ。
ファミリーキャンプを楽しく!快適に!コスパよく!するための情報を発信中!
キャンプの醍醐味であるキャンプ飯を作るのに欠かせない「炭」。
「炭」とひとくちにいってもいろいろな種類があり、ものによって燃焼時間や火力、価格が異なります。
ホームセンターに売ってる炭は安いですが、燃焼時間が短いのがネック…。
かといって、高級な炭は火力も燃焼時間も申し分ないですが、コストがかかる…。
キャンプ初心者ならなるべく安く、でも性能はしっかりしてておいしいキャンプ飯を作れるものがいいですよね。そこでコスパ最高なものを探した結果、我が家は『炭魂 大黒オガ備長炭 一級品』に辿り着きました。
この『炭魂 大黒オガ備長炭 一級品』は、火力もあって、燃焼時間が長い優れもの!その上、備長炭に比べお手頃価格!
火がつきにくいデメリットもありますが、それも火起こし器を使えば問題なし!
今回は、我が家が2年以上愛用している、『炭魂 大黒オガ備長炭 一級品』の魅力をお伝えしていきます。
そもそも炭ってなんだ?
そもそも「炭」というのは、木や竹などを焼いて炭化した燃料のことです。
日本では、平安時代から石油やガスなどへ燃料が転換する高度成長期ころまでの長年にわたり、産業分野や一般家庭で広く使われてきました。
現代では、炭の「火が消えにくく、火力が安定している」という特徴を活かして、BBQなどで使われており、キャンプには欠かせない道具のひとつとなっています。
同じく木を原料とした燃料に薪がありますが、薪は炎が燃え上がる特徴があるため、食材を直で焼くBBQには向いておらず、焚き火で使われています。
炭の種類
我が家がキャンプにおすすめする炭は「オガ炭」ですが、まずは炭にはどんな種類があるのか確認しましょう!
黒炭
黒炭とは、クヌギやコナラ、マツなどの木を400~700℃で焼いた炭のことで、ホームセンターでも手に入る、オーソドックスな炭です。
やわらかいため、着火がしやすく、火力(炎)も強いですが、その分燃え尽きるのも早いです。
白炭(備長炭)
白炭は、カシなどの硬い木を1,000℃以上の高温で焼いた炭のことで、その代表となるのが価格の高い備長炭です。
硬いため、着火しにくいですが、ひとたび安定すれば、火力調節もしやすく、長く燃焼してくれます。
急激に熱すると爆ぜることもあるため、使うときはゆっくりと着火しましょう。
オガ炭
オガ炭は、オガライト(製材時に出るおが屑を高温・高圧でプレスすることでできた棒状のもの)を炭化した炭のことです。
火はつきにくいですが、燃焼時間は長く、頻繁な炭の継ぎ足しも不要です。性質が白炭(備長炭)と似ているにもかかわらず、リーズナブルなのでキャンパーに人気の炭となっています。
キャンプにおすすめの炭はどれ?
黒炭 | 白炭(備長炭) | オガ炭 | |
画像 | |||
原材料 | クヌギ・ナラ・マツなど | カシなど | 木から出るおが屑 |
製造方法 | 400~700℃で焼く | 1,000℃以上で焼く | オガライトを炭化する |
硬さ | やわらかい | 硬い | 硬い |
価格 | 安い | 高い | 白炭より安い |
火の付きやすさ | ◎ | △ | ○ |
火力の強さ | ◎ | ○ | ○ |
燃焼時間の長さ | △ | ◎ | ◎ |
煙の少なさ | △ | ◎ | ◎ |
黒炭は火がつきやすいため時間が限られているBBQに、白炭は食材をおいしく仕上げてくれるためここぞという料理を作るときに、オガ炭は白炭よりリーズナブルなためキャンプにおすすめです。
オガ炭より黒炭の方が安くて火つきもいいため、キャンプにも適しているのでは?と思われるかもしれませんが、黒炭は燃焼時間が短いため、炭の継ぎ足しを頻繁に行わなければならず、ゆっくりしたいキャンプにはあまりおすすめできません。
つまりは、キャンプにはオガ炭が一番おすすめ!中でも一押しは『炭魂 大黒オガ備長炭 一級品』!ここからレビューしていきます!
『炭魂 大黒オガ備長炭 一級品』概要
商品名 | 炭魂 大黒オガ備長炭 一級品 長時間燃焼 |
種類 | オガ炭(原料:オガ粉) |
内容量 | 10kg |
サイズ | 47.8 x 22.4 x 16.4 cm |
名前はオガ備長炭ですが、原料は高価な備長炭ではなく、備長炭と同じクオリティでありながらリーズナブルなオガ炭を使っています。そのため、『炭魂 大黒オガ備長炭 一級品』は価格がお手頃!初心者でも気軽に購入することができます。
『炭魂 大黒オガ備長炭 一級品』レビュー
見た目や触った感じは?
▼こちらがAmazonで注文した『炭魂 大黒オガ備長炭 一級品』です。1箱に10kgのオガ炭が入っています。割った炭を並べて詰めたのか、輸送時に割れたのか不明ですが、さまざまなサイズの炭が入っていました。
触った感じは硬いですが、叩きつければすぐに割れます。好みのサイズにすることができるため、どんなサイズの火起こし器にも入れることができます。
製造時の割れを防ぐため、ガス抜き用の穴が開いています。
使うオガ炭の量は?
一回のキャンプで使用する炭の量の目安は、大人1人で約1kg、子どもはその半分~2/3くらいとされています。つまり大人2人子ども2人の4人家族のファミリーキャンプでは、大体3~4kgの炭が必要となります。
しかし、オガ炭は炭の継ぎ足しが少なく済むため、実際に使う量はもっと少ないです。また、消火に火消しつぼを使えば炭を再利用することができるため、さらに使う量を抑えることが可能になります。
▼こちらが我が家が1回のキャンプで使う量です。下半分は再利用分。キャンプ飯中に継ぎ足しも多少はするため、それも合わせると、1回で使う新しい炭の重さは1.5~2kgぐらい。
4人家族の我が家でざっくり計算すると、『炭魂 大黒オガ備長炭』1箱(10kg)で5~7回使えることになります。
頻繁に買わなくて済むので助かります!
持ち運びは?
1箱全部をキャンプに持っていくとなると、重くかさばるため、必要な分+αを湿気らないように袋などに入れて持っていくようにしましょう。
ちなみに我が家は家にあったビニール袋と紙袋に入れています。
何事もなく使えているため問題ないですが、見た目が微妙なので、いつかお洒落なものをGETしたいなと思っています。
使い方は?
大黒オガ備長炭/焚き火台/火起こし器/着火剤/ライター/耐火グローブ/トング
大黒オガ備長炭を火起こし器にセット。
着火剤に点火して放置!
30分ほど経過して炭が燃えて赤くなってきたら、炭を焚き火台やコンロに広げます。本当に火がついているのか不安になるほど煙や炎は出ません。でも食材はしっかり焼けます。炭火でじっくり焼き上げたお肉はおいしすぎます!
我が家は16時に火起こしをして20時くらいまでダラダラ料理を楽しむことが多いですが、大黒オガ備長炭は燃焼時間が長いため、炭の追加は1~2回くらいで済みます。
火起こしから4時間後はこんな感じです。灰は黒炭に比べて少ないです。
料理が終わったら、残っている炭を熱いまま火消しつぼに入れます。
火消しつぼの炭はそのまま保管して、次回に再利用できます。再利用した炭は火が付きやすいため、火起こしがさらに簡単になります。
火消しつぼがない場合は、水を入れたバケツに使用後の炭を入れておけば処理完了です。
『炭魂 大黒オガ備長炭 一級品』のメリット・デメリット
メリット
燃焼時間が長い
『炭魂 大黒オガ備長炭 一級品』はオガ炭なので、燃焼時間が長いです。体感としては、ホームセンターで売られている安い炭と比べて、2倍以上と感じています。
燃焼時間が長いと、追加で炭を投入する頻度が少なくて済むため、とにかく楽。その分、料理作りや子どもの世話に集中できます。さらに、必要となる炭の量も少なくなるため荷物が減ります。なにかと荷物が多くなるファミリーにはありがたいポイントです。
灰の量が少ない
『炭魂 大黒オガ備長炭 一級品』は硬く、燃焼中に崩れにくいため、灰の量が少なくなります。
家族4人で夕方から夜まで火を使っても、使用後の灰は片手にのせれるくらいの量しか出ません。そのため、片付けが楽チン。灰捨て場がないキャンプ場でも処理にすごく困るということもないです。また、火を使っているときに灰が舞い上がることもなく、安心です。
煙が少ない
本当に火がついてるの!?というくらい煙が出ません。煙がないため、食材の様子もしっかり見ることができ、焦がしちゃった!なんてこともないはず!自宅でBBQするときもご近所さんに煙がいくことはありません。
我が家はぜんそくの子がいますが、煙が出ないため安心して使うことができています。
爆ぜない
備長炭など、使用する炭によっては爆ぜて炭の破片が飛ぶことがありますが、『炭魂 大黒オガ備長炭 一級品』は爆ぜません。
2年以上使っていますが、危険を感じたことは一度もありません。
爆ぜると背の低い子どもに当たる危険性もあるので、炭の爆ぜにくさは要チェックです!
価格が安い
安価なおがくずを再利用して作られているため価格が安い!燃焼時間が長い備長炭は高価なものが多いですが、『炭魂 大黒オガ備長炭 一級品』はネットで10kg 2,640円(送料込み)で購入することができます(2023年9月時点)。
デメリット
火がつきにくい
これは初心者にとっては大きなデメリット…ですが、火起こし器があれば問題解決!誰がやっても、とても簡単に火をつけることができます。
手順は簡単。火起こし器に炭を入れて、着火剤に火をつけるだけです。
火起こし器の使い方を詳しく知りたい方はこちらでまとめています▼
【キャプテンスタッグの火起こし器&火消しつぼを徹底レビュー】2年以上使って分かったメリットとデメリット!
まとめ
『炭魂 大黒オガ備長炭 一級品』は、長時間燃焼するため炭を頻繁に追加する手間がなく、せわしない夕食時に大変助かります。また、煙も少なく、爆ぜることもないため、子どもと一緒に炭火を楽しむこともできます。
価格も同じ性質の備長炭に比べてリーズナブルなため、まさに初心者ファミリーキャンプのための炭!
唯一のデメリットは火がつきづらい点ですが、火起こし器があれば大丈夫!着火剤に火をつけてそのままにしておくだけで火起こし完了です。
こんなに素敵な炭が、ネットで安価に手に入る…!使わない理由がなく、我が家は2年以上愛用中です。
最高の炭を使って、簡単・快適・安心のキャンプを楽しんでくださいね。
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