こんにちは、あおちゃんです。
【ファミキャン情報局】筆者プロフィール
キャンプスタイル:家族4人(私・夫・長男7歳・次男6歳)でファミキャン。
キャンプ歴:2020年9月に初キャンプ。月に1~2回の頻度でキャンプへ。
ファミリーキャンプを楽しく!快適に!コスパよく!するための情報を発信中!
夏キャンプは行きたいけど、虫が苦手で楽しめるか心配…こんな方も多いはず。
虫は、大自然にある魅力的なキャンプ場ほど多くいます。蚊やブヨ、ハチなどに刺されたり、ムカデに咬まれたりすることも…さらに背の低い子どもは大人よりも虫に刺されやすくて心配ですよね。
ただし、虫対策をしていれば、虫と遭遇する頻度を減らすことができ、虫に刺されたときもすぐさま対応することができます。
虫対策を万全にして、思いっきり夏キャンプを楽しみましょう!
キャンプ場で遭遇する虫
キャンプ場には、いろんな種類の虫がたくさんいます。ここでは、刺したり噛んだりする代表的な虫を紹介します。
もっとも身近な「蚊」
夏の風物詩ともいえる蚊。
気温が15℃を超える4月頃から活動を始め、22~30℃の初夏や秋頃は特に活発になります。
発生しやすい場所は、森や草むら、水場が近いところです。蚊は湿った環境を好むため、雨上がりはめちゃ元気。
子どもは刺されるとかなり膨れたりするため、しっかりと対策をしましょう!
かゆすぎてヤバい「ブユ(ブヨ)」
刺されると激しいかゆみが伴うため、キャンプ場では特に注意したい虫、それがブユ(ブヨ)。
春から晩夏にかけて活動し、キャンプ場のような木が多く涼しい場所を好みます。
大きさはコバエくらいで、刺されたときはチクッするぐらいですが、その後半日から翌日以降に強い腫れとかゆみが出ます。そしてその腫れとかゆみは1週間から2週間ほど続くというヤバさ…。
私はふもとっぱらキャンプ場で足首を何カ所も刺され、翌日に発熱、その後1ヶ月は痒みに悩まされました。
刺激したらだめ「ハチ」
デフォルメされるとかわいいけど、刺されたら命の危険もあるハチ。
特に注意が必要なのは攻撃的なスズメバチです。秋になると他の虫は少なくなりますが、スズメバチは9~10月は活動が活発になります。
キャンプ場でみつけたら、騒がずに静かに逃げましょう。
毛に要注意「毛虫」
ほとんどの毛虫は無毒安全ですが、中には毒針毛がある毛虫もいるため、注意が必要です。
刺されたらとんでもない痒みが1ヶ月続くこともあり、抜けた毛や卵ですら触ってしまうと、全身に症状が出ることも…。
私の血を吸わないで「ヒル」
日本のヒル(ヤマビル)は、主に足元からやってきて皮膚に張り付き吸血します。
ヒルは、春から梅雨にかけて最盛期です。噛まれたら血が結構出て驚くため心臓に悪いし、人の血でぷっくりとしている姿は何だか気持ち悪いです。また、痒みが出ることもあります。
不愉快極まりない「ユスリカ」
ユスリカとは蚊柱や頭虫とも呼ばれ、蚊のような虫で大量に群れている虫のことです。
この群れているのはすべて雄で、この中に雌が飛び込んで結婚相手を見つけます。また、ユスリカは頭の上にやってくることもありますが、それは高いところの上に集まるという習性があるためです。
蚊と違い、血は吸わないためそこまで害はないですが、人の頭の上を出会いの場にされるのは迷惑ですね。
これでばっちり!虫対策
キャンプ場に生息する虫への対策は、虫に出会わないようにする・虫に刺されたり噛まれたりしないようにするです。具体的な対策は以下の通りです。
虫に出会わないようにする
虫の刺されたり噛まれたりするのも嫌だけど、それよりも虫の見た目が苦手…という方もいるかと思います。そんな方は、なるべく虫に出会わないような対策をとりましょう。
標高の高いキャンプ場を選ぶ
虫は、気温が高い場所に比べて気温が低い場所の方が少ないです。
標高の高いキャンプ場は平地にあるキャンプ場に比べて気温が低いため、虫に出会う確率が低くなります。
虫が少なそうな場所にキャンプサイトを設営する
同じキャンプ場でも虫が出やすい場所とそうではない場所があります。フリーサイトの場合はサイトの場所が選べるため、選ぶ場所で虫対策ができます。
場所を選ぶポイントは、川や池、水たまりに近い場所や、木や草むらが近い場所などを避けることです。
蚊取り線香を使う
蚊取り線香はキャンプ場でも有効です。
おすすめは、農作業をするプロの人が愛用する蚊取り線香「森林香」です。さらに強力な「パワー森林香」というものがあり、こちらは森林香の2倍の虫除け効果があります。
入れ物(携帯防虫器)が必要なので、初めてのときはセットになったものを購入しましょう。
ただし、蚊取り線香は匂いがあるため、周囲のキャンパーに配慮しながら使用するようにしましょう。
テント用虫除けスプレーを使う
テントのような小空間に強力な虫除けスプレーを使うのは抵抗がある…という方も、テント用なら安心!
我が家は夏キャンプはテントに「蚊がいなくなるスプレー小空間用」をワンプッシュしていますが、就寝時に蚊に刺されなくなりました。
離れた場所にランタンをセットする
虫は光に寄ってくるため、ランタンを離れた場所にセットすることも重要です。
ランタンに虫を集めることで、キャンプサイトのリビング部分を虫から守ることができます。
食後の片付けは素早くする
虫は匂いに誘われてやってきます。
食事が終わったら、食べ物や飲み物を放置せずにすぐに片付けることで虫が近寄ってくるのを避けることができます。
食べ物を捨てたゴミ袋は口をしっかり締めておきましょう。
メッシュのあるテントやタープを使う
完璧に虫をシャットアウトしたい場合は、四方をメッシュで覆われたスクリーンタープ一択です。
ここまでするのはちょっと…という方は2ルームテントがおすすめ。
2ルームテントのリビング部分を使うことで前面以外から虫が入るのを防ぐことができるため、虫が近づく確率をグッと低くすることができます。
我が家はコールマンのタフスクリーンを使っています▼
テントの出入りは最小限にする
テント内に虫が入ってしまい、気づかずに寝てしまうと、痒みで目が覚めることになることも。
テント内の特に寝室部分はしっかり閉めておき、開閉は最小限にすることで、虫がいない快適な環境で就寝できます。
虫に刺されたり噛まれたりしないようにする
虫に出会わないように対策をしても、夏のキャンプ場にはわんさか虫がいるため、絶対に虫に遭遇しない、ということは不可能です。遭遇しても、体に害がないように対策することが大切です。
肌の露出を少なくする
以下の対策で、肌の露出を抑えることができれば、刺されたり噛まれたりする可能性がグッと低くなります。
- 長袖長ズボンを着る
- 帽子をかぶる
- 靴や靴下を履く
- 首にタオルを巻く
夏キャンプでは長袖は暑すぎる…。そんなときは、涼しくなって虫の活発になる夕方から長袖に着替えたり、冷感タイプのインナーを着ましょう。ぴったりすぎるインナーだと服の上から虫が刺してくることもあるため、若干ゆるめのものがおすすめです。
私はほんの少し出ていた足首をブヨに狙われました。地面に近い足は徹底したガードをおすすめします。
季節ごとの服装選びについて紹介しています。合わせてご覧ください▼
【キャンプの服装を選ぶポイント5つ】春夏秋冬の季節ごとに解説!子ども服の注意ポイントあり
明るい色の服を着る
蚊、ブユ、ハチは、コントラストのある色(白黒ボーダー)や、黒や紺などの濃い色に寄ってくる習性があります。それには、こんな理由があるそうです。※諸説あり
蚊 → 明暗のコントラストでものを識別しているため。
ブユ → 暗いところを好むため。
ハチ → 天敵である熊の色が黒に近いため。
ハチに天敵と思われて攻撃されるなんてとばっちりもいいとこですよね。キャンプ場へ行く際は、単色で明るい色の服を着ていきましょう。
肌の露出部分に虫除けスプレーを使う
肌を虫に刺されないように、手の甲や首までも完璧に露出させないことは難しいです。そこで、手軽にできる虫対策として、虫除けスプレーがあります。
虫除けの有効成分として「ディート」「イカリジン」、ハーブなどの「天然成分」などがあります。
ディート → 最強の虫除け。ディートが30%配合されているものは、12歳以上から。
イカリジン → 対応できる虫はディートより少ない。子どもでも使用できる。
天然成分 → 虫が嫌がるハーブを配合。赤ちゃんや敏感肌の方におすすめ。
製品によって、顔や首はNGのものもあるため、確認してから使いましょう。また、噴射タイプを顔や首に使用する場合は、目や口に入らないように、手のひらにスプレーしてから塗りましょう。
子どもにも使えるものとして、イカリジンタイプの「天使のスキンベープ」や、天然成分タイプ「パーフェクトポーションアウトドアボディスプレー」がおすすめです。
こまめに体を拭く
虫は、人の汗の臭いにつられて寄ってくることもあります。
汗をかいたらシャワーをしたいところですが、キャンプではシャワーがない場合も。そんなときはデオドラントシートなどで体をこまめに拭くことで汗の臭いを抑えることができます。
また、蚊は人の常在菌の臭いを好みます。その常在菌が多いのが足!蚊によく刺されるという方は、足首や足裏をアルコールで拭くと対策になる場合があります。
靴を履くときは中をチェックする
理由は、毛虫やムカデが靴の中に入ることがあるからです。もしそのまま履いてしまったら…ゾッとします。
靴の中にいる確率は高くないですが、気になる方は靴を履くとき要チェックです。
触っていい虫?子どもと一緒に図鑑でチェック!
虫好きの子どもは、とにかく虫を触りたがりますよね。毛虫など、動きの遅い虫は子どもにとって触りたい放題…。触っていい虫かどうかは、図鑑でチェックするようにしましょう。
虫に刺された・噛まれたときの対処法
万全に虫対策をしていても、ときには被害に遭ってしまいます。
虫に刺されたり・噛まれたりして痒いと感じたら以下の手順で対応しましょう。※掻きむしったり、動き回ったりすることは、とびひになったり、毒のめぐりを早めてしまうため絶対にやめましょう。
虫を取る
ヒルなど、虫が肌に張りついていたら、すぐに剥がしましょう。
ヒルについては、虫除けスプレーやアルコールスプレーを吹き付ければ、簡単に剥がれ落ちます。塩もOK!また、ヒルは吸血する際に、吸血時の痛みをなくし、血液の凝固を妨げる「ヒルジン」という物質を出すため、ヒルを取ると血が出て不安になりますが、命にかかわるものではないため、落ち着きましょう。
ポイズンリムーバーを使う
ポイズンリムーバーを持っていたら、患部の毒を吸い出すためにできるだけ2分以内に使用しましょう。
傷口に押し当ててレバーを引くだけなので、簡単に応急処置ができます。
次男が虫を触って噛まれたときに、ポイズンリムーバーを使いましたが、その後患部が大きく腫れることはありませんでした。
繰り返し使えて価格もリーズナブルなので、キャンプに行く際は持っていくことをおすすめします。
ポイズンリムーバーを持っておらず、皮膚にハチや毛虫の毒針が刺さっている場合は、ピンセットなどで早急に取り除きましょう。
水で洗い流す
傷口から虫の毒を押し出すように、きれいな水で洗い流しましょう。
ハチの毒はタンパク質でできていて水に溶けやすいため、大量の水で洗い流すのが効果的です。
患部に薬を塗る
薬は、抗ヒスタミン剤を含むステロイド軟こうを塗りましょう。
ムヒアルファEXは抗炎症効果のあるステロイドと、かゆみを抑える抗ヒスタミン成分が入っています。蚊はもちろん、ブヨ・ムカデといった毒虫にも使用できるため、キャンパーからの支持も高いです。ポイズンリムーバーと合わせて用意しておきましょう。
患部を冷やす
保冷剤やアイシングを使って患部を冷やしましょう。
冷却することで、血管が収縮してかゆみの神経伝達が遅れ、ある程度かゆみが抑えることができます。また、毒も吸収しにくくなります。
まとめ
虫が苦手な方も、対策をすれば快適な夏キャンプを楽しむことができます。
万全な虫対策をして、夏キャンプならではの川遊びや森林浴を楽しみましょう!
虫対策はばっちり!でも暑さ対策はどうしよう?という方は、こちらを参考にしてみてください▼
夏のファミリーキャンプに必須【暑さ対策7選】おすすめの冷感グッズ!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。素敵なキャンプライフを!