こんにちは、ファミリーキャンパーのあおちゃんです。
【ファミキャン情報局】筆者プロフィール
キャンプスタイル：家族4人（私・夫・長男7歳・次男6歳）でファミキャン。
キャンプ歴：2020年9月に初キャンプ。月に1～２回の頻度でキャンプへ。
ファミリーキャンプを楽しく！快適に！コスパよく！するための情報を発信中！
ファミリーキャンプではカセットコンロが必須アイテム。
BBQコンロや焚き火台があるからカセットコンロはいらないのでは？と思われるかもしれませんが、以下のシーンでカセットコンロが重宝します。
- キャンプ場に到着してすぐにカップラーメンで腹ごしらえするとき
- 炭で火を起こしている時間がない、撤収日の朝ごはんのとき
- コーヒーのお湯を沸かしたいとき など
災害時にもカセットコンロは非常に役に立つので、まだ持っていないという方は、ぜひ用意しておくことをおすすめします。
そんな重宝するカセットコンロですが、選ぶ際に重視したいのが、火力と耐久性、そして風に強いこと。
火力が高ければ、サッと料理が作れ、お湯もすぐに沸きます。
キャンプに持っていくことを考えると、多少荒く扱っても壊れない耐久性の高いものが好ましい。
何よりも、屋内用のカセットコンロとは違い、屋外用のカセットコンロは炎が消えないよう、風に強いものではなくてはいけません。
そんな、高火力・高耐久・風に強いという条件を満たしたカセットコンロが…『イワタニ タフまる』！
『イワタニ タフまる』はキャンプで使うカセットコンロのド定番で、超人気。
今回は、我が家は2年以上愛用している『イワタニ タフまる』をレビューしていきます！
『イワタニ タフまる』スペック
| 本体ｻｲｽﾞ | W341×D283×H129mm |
| ｹｰｽｻｲｽﾞ | W376×D341×H136mm |
| 重量 | 約2.4kg |
| 本体ｶﾗｰ(ｹｰｽｶﾗｰ) | ﾌﾞﾗｯｸ(ﾌﾞﾗｯｸ)・ｵﾘｰﾌﾞ(ｶｰｷ) |
| ｶﾞｽ消費量 | 約236g/h (気温20～25℃のとき、30分間のｶﾞｽ消費量を1時間に換算したもの) |
| 連続燃焼時間 | 約75分 (気温20～25℃のとき、強火連続燃焼にてｶｾｯﾄﾎﾞﾝﾍﾞ1本を使い切るまでの実測値) |
| 最大発熱量 | 3.3kW(2,800kcal/h) |
| 使用できる 鍋の大きさ |
鍋底の直径16cm以上24cm以下 |
| 耐荷重 | 20kg |
『イワタニ タフまる』レビュー
ケース
外観
ケースはポリエチレンでがっちりしており、無骨感満載です。
ちなみに我が家が持っている上記の写真のものは旧バージョンで、現在は持ち手がケースと一体化して収納しやすい形状になっています▼
頑丈さ
車への積み込みの際、タフまるを他のキャンプ道具にぶつけてしまい、ケースの角が凹んでしまいましたが、肝心の中身は無傷！ケースのありがたみを実感しました。
開閉
ケースの開閉は矢印部分を動かすだけなので簡単です。CLOSE状態はしっかり閉じており、いつの間にか開いちゃってた！なんてことにはなりません。
収容力
ケースには五徳用の溝があるため、タフたる本体がズレないよう、ぴったりと収納できるようになっています。
タフまる本体
外観
タフまる本体はケース以上に無骨感満載です。この見た目のかっこよさで購入を決意した方もいるのではないでしょうか？
ダブル風防ユニット
周りにさえぎるものがないキャンプ場では、強風が吹いていることもしばしば。家庭用のカセットコンロでは強風下ではすぐに火が消えてしまいますが、タフまるは外側風防と内側風防という2つの構造で風をさえぎってくれます。
無骨さを出すためのデザインだと思っていましたが、遮風のためのデザインだったんですね！
タフまるは風に強い…！アウトドアにはもってこいです！
火力
肉を焼いたり大人数で鍋をしたりするなら、2.9kW（約2500kcal/h）以上の火力があるモノがおすすめですが、タフまるの最大発熱量はなんと3.3kW(2,800kcal/h)！
火力抜群でお湯が沸くのが早い！ホットサンドが焼けるのが早い！
また、タフまるは、バーナーにたくさんの細かな穴を配置してあります（多孔式バーナー）。ひとつひとつの穴から出る炎の長さは短いため、炎が風に煽られることもありません。
試しに強火にしてうちわで思いっきり仰いでみましたが火が消えませんでした。弱火にしても炎が消えにくい…！
料理は火加減が大事です。風の影響を受けずに強火も弱火もできるタフまるは、おいしいキャンプ飯作りに欠かせない存在です。
ガスボンベ
互換品は使えるのか
ガスボンベは、同じメーカーである『イワタニ カセットガス』を必ず使用してください、と記載があります。
日本では、1998年にカセットガスボンベは規格化されており、一般的な互換品は使用可能となっています。しかし、どのメーカーも互換検証をしていないため、「他社のを使用しないでください」と明記して、何かあったら自己責任という扱いにしています。
何かあっても怖いので、我が家は純正品を使うようにしています。
1995年におきた阪神・淡路大震災で、救援物資としてカセットガスボンベと器具が数多く提供されましたが、ガスボンベの互換性が確保されていなかったため、避難所では不便が生じていました。その教訓として、規格を統一するようになったのです。
パワーゴールド
イワタニの通常のガスボンベは、成分のブタンガスの特性により、10℃を下回ると気化しにくくなり、5℃以下になると、ほとんど気化しなくなるため使うことができません。
そこで活躍するのが『カセットガスパワーゴールド』！こちらは通常のボンベよりも低温下でも使用可能なため、冬キャンプ（真冬以外）にもってこいです。ただし、5℃を下回ると気化しにくくなり、0℃以下になると使うことができなくなります。
セットができないとき
ガスボンベがどうやってもセットできないときは、つまみが「消」の位置になってない可能性があります。セット前に「消」にしておくのを忘れないようにしましょう。
タフまるのつまみは「消」になっているかがパッと見では分からないため、シールなどで印を付けておくのもおすすめです。
ヒートパネル
ヒートパネルとは、ガスボンベを適度に温めて、内圧を高めることでガスを最後まで使い切れる構造のことです。ガスの消費を無駄なく抑え、火力を安定させることができます。
使用感
お湯を沸かしてみた
実際にタフまるでお湯を沸かしてみました。
デメリットの項でもお話しますが、タフまるは五徳の幅が広く、鍋底が16cm以上のものでないと上手く乗りません。我が家が使用している『コールマン ファイヤープレイスケトル』の底は約10cm。
アウトー！
そこで、活躍するのが『パール金属 ミニ五徳』！この五徳をタフまるに置くだけで、底が小さい鍋ややかんも安定して乗せることができるようになります。
ということで、タフまるにミニ五徳をセットし、1.6Lの水を入れたケトルを沸かしていきます。ケトルは高さがあって温まりにくそうですが…
あっという間に沸騰しました。タフまるの火力バンザイ！
『パール金属 ミニ五徳』について、こちらの記事で詳しく書いています▼
【パール金属 鉄製ミニ五徳】が【イワタニ タフまる】にぴったりサイズ！《カスタムできます》
重い鍋を乗せてみた
写真を取り忘れてしまったのですたが、家で大人数で鍋をしたときでもタフまるはグラグラすることなく、しっかりと安定していました。
それもそのはず、タフまるの耐荷重は約20kgとかなり頑丈！重たいダッチオーブンも使えちゃいます。
耐荷重が大きいと、料理の幅が広がります！
お手入れ
調理をするのでもちろんカセットコンロは汚れます。タフまるは風防ユニットが付いてるため洗いにくそうですが、実は分解できて隅々まできれいにできるのです！
風防ユニットを裏返すと、ツメがあります。
それを外すと、分解できてとても洗いやすくなります。
盛大な吹きこぼれが起こっても安心です。
2年以上使ってわかった『イワタニ タフまる』メリット・デメリット
メリット
火力が強い
ただでさえ慌ただしくなりがちなファミリーキャンプでは、料理をなるべく早く作りたいという状況になりやすいため強い火力が必須です。タフまるの火力があれば、お湯をすぐに沸かせることができます。
耐久性が高い
キャンプでは持ち運びが多いため、ぶつけたり落としてしまったりすることがありますが、タフまるはその名の通り、とてもタフです。
耐荷重も20㎏なので、どんな料理も作れます。
風に強い
ダブル風防ユニットでちょっとやそっとの風には動じません。強火から弱火まで、どんな料理も楽しむことができますよ。
持ち運びやすい
タフまる専用のケースがあり、またそのケースには持ち手がついているため、持ち運びがしやすいです。
お手入れがしやすい
分解できる仕様になっているため、隅々まできれいに洗うことができます。
安全性が高い
イワタニは50年以上前に日本ではじめてカセットコンロを発売し、その後数多くの安心安全なカセットコンロを生み出してきました。カセットコンロといえばイワタニというほど、信頼のおけるメーカーです。
別売りアクセサリーが豊富
別売りのアクセサリーを使用すれば、焼肉、たこ焼き、焼きそばなど、色々な料理を楽しむことができます。
デメリット
底が小さい調理器具が置きづらい
タフまるは五徳の幅が広いため、底の小さい調理器具は置くことができません。最大限に有効活用するためにも、『パール金属 ミニ五徳』を合わせて用意しておきましょう。
まとめ
キャンプでちょっと火を使いたいときに重宝するのが、カセットコンロ『イワタニ タフまる』。
高火力・高耐久・風に強いため、キャンプに必須アイテムです。少人数のデュオキャンやソロキャンにはタフまるの小さいバージョン『イワタニ タフまるJr．』もおすすめです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。素敵なキャンプライフを！
